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by the dreamland

夢の国の近くで暮らすエンジニア(おもにインフラ系)のブログ

”考えが浅い"という考えについて

さっき初めてはてなブログをいろいろ見ていたらこんな記事を見つけてしまった。

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皆さんの周りにも「こいつ考えが浅いな〜」って人いません?

  1. 直ぐ行動するが手戻りが多い
  2. 考慮するべきことが考慮されていない
  3. 人の意見によって、直ぐに自分の意見を変える
  4. 指摘されてたことに対して、回答できない

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 いろいろな意味で「痛い」仕事認識だと思う。まず、私はこのようなタイプに分類されるのでまずそれが「痛い」。この記事ではこのようなタイプの人間が「ダメな人」であり、仕事のできる人間はこのような欠点を克服すべきだというような内容になっている。だとすると私は「ダメな人間」に分類されてしまうのでそれが痛い。

二つ目に何が痛いかというと、この記事を書いている人がIT業界の人らしい(ブログタイトルの副題がそうなってる)ので私と同じ業界の人でこういう認識を持つ人が増えてるのだとすると「痛い」なということ。私はこのような認識とは正反対の考えをもつので、「考えが浅い」というような批判をしてくるような人間が業界で増えることは私にとっては痛手だ。とはいえ現場でこういう人が私と一緒に仕事をすると私と仕事の進め方において徹底的にぶつかり合い、屁理屈合戦大好きな私の格好のお相手になることは間違いないだろう。

三つ目に何が痛いかというと、IT業界で何らかのシステムを作る際にこういう認識はもう救いようがないくらい「痛い」。私はもともとアプリ側で働いていて最近はサーバーサイド(インフラエンジニア)的な方へシフトした。フロントエンドでアプリを作るうえでも、サーバから構築したりメンテしたりする上でも、すでに経験済みだが、システムを作り上げるために重要なことは「試行錯誤を重ねること」「考慮していなかったことを試してみること」「壁にぶつかったら自分の意見にこだわることなく視点を変え考えを改めてみること」「じっくりよく考えること」なのである。冒頭に戻ってよく見直してもらいたいが「ダメな例」として挙げられている4か条をこれらの原則は真っ向から否定している。特に一番最後の「指摘されたことに対して即答できない」というダメだしに関しては、私は真逆の考えで、指摘されたことに即答してくるようなヤツにロクなヤツはいないと思う。ようするに何も考えていないからどうでもいい返答をしてくるのではないだろうか。まあそもそもどのような指摘かにもよる。エラそうにどうでもいいような指摘してくるようなヤツはたくさんいる。そういう時にはその指摘の(無)意味を問いただすために即答するときは多々ある。

はっきり言ってこの「考えが浅い人はダメ」みたいな思想を持った上司なんかと一緒に仕事をすることになったらいやだな~、ゾッとしてしまう。たぶん転職するだろうなあ。

仕事を進めるうえで何がめんどくさいって「プロフェッショナル仕事の流儀」的なもので頭が固まっているようなヤツと仕事をすることくらい面倒なことは無いですからね。大事なのはいかに残業を減らすか、いかに仕事を効率的にやっつけてさっさと帰るかであって、「仕事できる人みたいにふるまうこと」はむしろ弊害でしかない。考えが浅いだの深いだのという議論を吹っかけてくるやつはそういう議論を始める時点で作業の工数の一部を無駄に過ごしていることを自覚すべきだろう。しかし、こういう思想を論破できる屁理屈を用意しておかないと、「流儀」にこだわるろくでもない連中に議論を吹っかけられたときに本来の作業以外のところで思わぬ落とし穴にはまる。カウンター技は常に発動可能な状態にしておくべきですね。